内定式

Written by tomato

NHKで企業の「内定式」の取材を見たのであった。なんだかいかにも時代の最先端というか、インターネットの広告業とかいう会社である。都心のでっかいビルにオフィスを構え、社員300人というから堂々たる企業であろう。来年度の新卒社員として、24人を採用したという。社員数から見てこの採用人数は、かなりの昇り調子と言える。

ところがである。内定式を前に、すでに半数が内定辞退をしているというのである。採用担当の人は残った学生たちにメール送ったり「先輩たちと飯食いながら話そうぜ」という企画で入社前訪問をさせたりして引き留めに必死というのだ。ついこないだまで地球は氷河期で、学生たちはトカゲとかネズミでもいいからと必死で追いかけていたのではなかったのか。

社会環境の変化は急激らしい。誰かがCO2を大量に発生させたのか、ほんの数年で氷河期が熱帯に変わってしまったらしいのだ。この取材に応じた学生は3つの企業から内定を貰ったというし、まさしく売り手市場だなあ。内定を出しておいて振られるというのは、企業にはきついぞ。この怨みは忘れないぞ。

それにしても不思議である。フリーターとか低所得層とか格差とか、一体何なのかと思ってしまう。はっきり言って新卒社員なんか雇うより、契約社員の人とかを正社員にした方が絶対いいはずなのだ。我々の頃は新卒から育てていずれは会社の中枢に……という方法論がまかり通っていたが、そんなもん全然アテにならないぞ。

むしろ、業界トップの会社でもない限り、出来る奴ほど出ていく確率が高い。新卒採用してさんざん育てて逃げられるというのでは馬鹿である。さらに逃げないようなのばかり残ったって邪魔になるばかりだ。人に言われる前に自分で言って楽になるために言うが、私のようなのがいくら残っても会社のためにならないぞ。

まあ、新卒で入社した会社というのは、それはそれなりに良いものではある。なんたって性格がよく判っている。ま、家族と同じで判っているからと言って好きだとか頼りになるとか信頼しているとか無条件で言えないのが残念だが、それでも知らない人よりはマシだ。

でもそれは新卒社員の側からの言い分であって、企業からみると新卒社員ほどつまらないものはないのである。一時期、そいつらの世話を担当していた私が言うのだから間違いない。それでも、数年前までは氷河期で入るのに散々苦労した新卒社員の連中は比較的素直でおとなしくてマシだったのだが、これからの新卒連中がどうなるのか、想像しただけでぞっとする。バブルのころは酷かったからなあ。

何だか知らないが世の中を舐めて驕り高ぶり、先輩や上司を馬鹿にするような奴らなら採用しない方がいい。フリーターとかシルバーとか、そういう人たちを雇った方がいいと思うぞ。ま、私は採用担当ではないし、新卒にかかわることも多分もうないだろうからどうでもいいけど。

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