国税還付金振込通知書

Written by tomato

これ、普通は自由業の人が受け取る通知なのだが、サラリーマンであっても貰える場合がある。とはいっても、かなり特殊な条件(そうでもないか)が必要なん だけど、例えば私は去年までは受け取っていなかったのである。税金というものは、普通は一方的に払うものであって、国が返してくれるなんてよほどのことが ないと駄目なのだ。

私も国税や地方税の仕事(システム)をはじめてから知ったのだが、正社員だけで4500万人いるといわれている日本のサラリーマンは、基本的にこ ういうたぐいの書類とは無縁である。前にも日記に書いたが、サラリーマンなら会社が本人にかわって税関系の一切の処理を代行してくれるからだ。というよ り、本人の気付かぬうちに強制的に取り立てられているといった方が正しい。

所得税や住民税って、説明するとそれだけで1日分の日記が終わってしまうので省くが、基本的には(全部ではない)その人(世帯)の収入によって額 がかわってくる。たくさん貰っている金持ちからはよりたくさん取る、というのが原則なのだが、この収入というのが問題である。自由業の人なら、例えば野菜 を運ぶライトバン買って、それなしでは仕事できないから必要経費だ、と言い張って役所に認めさせれば、ライトバンの購入金額や経費を収入から引くことがで きるのである。つまり、税金が安くなる。

実をいうと、一家でやっているような業者さんは、税務署のアンタッチャブルに踏み込まれたりしない程度に経費を計上 して、払う税金のコントロールができる。ペンションなんか、大抵は税金払ってないんじゃないかなあ。収入より経費が多いことにして(もちろん領収書はいる けど)、収入がマイナスなら所得税なんか取れないもんな。だが、サラリーマンは駄目なのだ。

雇い主自身が役所や国と結託しているのだからどうしようもない。とりあえず、収入はばっちり押さえられる。あとは経費なんだけど、一応サラリーマンだって 背広や靴やネクタイ買ったりといった必要経費はいるので、基本的に30万円くらいの控除は無条件で認められているのだが……いいかげんである。確か「課 長・島耕作」で島の親分の中沢部長が取締役になる時、当時の社長に「役員として恥ずかしくないように、とりあえず銀座行って百万くらいの背広作って来い」 とか「時計も貧相だから俺のをやる。確か一千万くらいだった」とか、サラリーマンの必要経費って青天井なんだよなあ

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